最近、渋谷のスクランブル交差点を歩くことが多いです。
本当に世界中の方々が訪れてます。
行き交う顔をながめていると、1コマ1コマが映画を見ているよう。
ただ、よく見ると、映画を見ている感じになってるのは、むしろ外国の方々。
Shibuya Crossing(渋谷交差点)での記念撮影や動画撮りに、夢中です。
そこは間違いなく、すでに世界の観光名所の一つ。
欧米のユーチューバーの動画でも、
ニューヨークのタイムズスクエアやパリのシャンゼリゼに続いて登場したり。
「何でそんなに珍しいんだろ?」
なんて最初は思いましたが、あまりにみなさん目をキラキラさせてて、
つい、こちらも乗せられてしまいます。
ただ、個人的には、そこはもと選挙のたたかいの場でした。
立候補者が演説をするための場所取りをしたり、
マイクやスピーカーを調節してセットしたり、
旗や看板を立てたり、ビラを配ったり、いろいろしました。
そういえば、もっと昔。デートの待ち合わせでも来た。
さらにさかのぼると、予備校の夏期講習でも通った場所でした。
いまはそんなこと忘れて、世界のShibuya Crossingとしてながめてます。
同じ場所でも、時代を変えるとまったく違うとらえかたになる。
不思議なものです。
そこで思ったんです。
これ、場所だけでなく人でもあるんじゃないか?と。
たとえば、元仕事仲間。
それが、今は自分が独立して、お得意先になっていたり。
あるいは、身内にもある。
自分が老いて子供の世話になったり、その逆もある。
お金が絡むことも。
かつてお金を貸した人に、今度は借りることだってありうる。
そう考えると、人間関係って、つねに動いてます。
ひと時として、留まってはいない。
と、ここでまた、話を渋谷の交差点に戻します。
それは、動きつづける中でも変わらないものがある。ということ。
そこに居つづけて、みんなを支えてくれている。そういう存在。
だからこそ、いろんな時代の人が頼りにできる。
当たり前のように通り過ぎて、人生を謳歌できる。
すると、人も同じ。
頼られる側にいようと、頼る側に回ろうと。
裕福であろうと、貧困に落ちようと。
その人は、紛れもなく同じ人だということ。
その価値に、何の違いもない。
偉大であろうが、そうでなかろうが、同じ人として尊重する。
その姿勢があって、初めて人間関係は上手くゆく。
それが生まれてはじめて、豊かさも育ってゆく。
あの忠犬ハチ公が、ジッと佇んでそれを教えてくれている。
そんな気がしました。
身の周りにはいろんな人がいます。
ただ、良い人であろうと、そうでなかろうと、
ご縁が濃かろうと、そうでなかろうと、同じ人間。
こころ奥底では、一人一人を重んじる気持ちがだいじだと、
そう感じたわけです。
それが潜在意識に染みわたれば、人間関係は良好になる。
そう、信じます。
いよいよ真夏の到来です。
外国人男性たちも、ときおり日傘をさしておられます。
避けられる難は避け、ひょうひょうと参りましょう。
それでは、また。
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十家(とおや)のレビュー
20代より政治家秘書として、世の中のさまざまな最前線の現場に立ち会う。 その実体験から学んだ社会のふくざつなしくみを、分かり易いファンンタジーの物語で語る著作活動に従事。また秘書経験から得た、人間関係への対処方法や会話術、マナーなどについても発信中。
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